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偏差値60ってどれくらい?大学ランクや模試での基準点を紹介

皆さん、こんにちは!

香川県高松市にある予備校・塾武田塾高松校です!

今回は、模試や志望校選びの際よく耳にする「偏差値」について解説します!

 

 

偏差値って何?

普段何気なく使っている「偏差値」ですが、皆さんは言葉の意味を正しく理解していますか?

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偏差値とは

偏差値とは、試験を受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値です。

平均点を偏差値50になるように変換し、その基準からどれくらい高いor低い点数だったかを示します。

偏差値とは全体の中での位置を示すもの

テストの得点だけでは、問題の難易度や平均点に影響されて

実力を正しく測ることができませんが、偏差値は常に客観的な実力を示します。

偏差値を使うことで、自分の学力を相対的に評価することができます。

偏差値はあくまで相対評価であるため、周りの受験生の点数に依存しています。

全体のレベルが高ければ高いほど、上位レベルが取りにくくなります。

 

なぜ偏差値を使うのか

偏差値を使うメリットは、点数や順位に左右されず、集団の中での自分の学力の位置を知ることができることです。

また、平均点が異なる試験同士でも、偏差値を利用すれば成績を比べることができます。

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偏差値60を取るには?

志望校選びの際に、一つの基準となるのが「偏差値60」です。

今回はこの1つの基準となる「偏差値60」がどのくらいの点数なのか、

「偏差値60」を超えるためにどのような勉強をするべきなのか解説します!

 

偏差値60は簡単?

「偏差値60」という数値を聞いて、

そんなに難しいの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが

偏差値60は上位15%の人しか超えることができない難しい壁です。

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また、偏差値65になると上位6.68%の人しか超えることができないため

さらに難易度が上がることが分かります。

試験で7割や8割という高得点を取ったとしても、

試験自体が簡単で平均点が高かったり

周りの生徒の出来が良ければ、偏差値60を超えることはできません。

 

偏差値60を取るために必要な点数

多くの人が受験する進研模試では、

マーク式・記述式、教科や科目によって多少偏差値の出方に差がありますが、

100点満点で

65点程度とれると、偏差値70程度(難関国立大レベル)

50点程度とれると、偏差値60程度(国公立大・MARCHレベル)

35点程度とれると、偏差値50(地方国公立大レベル)

という風になっています。

 

 

偏差値60は共通テストでは何点くらい?

2022年・2021年の共通テストの平均点と標準偏差を基に算出した

偏差値60を超えるために必要な点数と得点割合が以下の通りです。

 

科目

2022(点数)

2022(得点割合)

2021(点数)

2021(得点割合)

国語 142.2 71.1% 152.2 76.1%
世界史B 87 87% 85 85%
日本史B 70.3 70.3% 80.9 80.9%
地理B 75.2 75.2% 74.7 74.7%
現代社会 76.8 76.8% 74.2 74.2%
倫理 80.3 80.3% 88.3 88.3%
政治経済 72.5 72.5% 72.4 72.4%
倫理・政治経済 85 85% 83.1 83.1%
数ⅠA 55.1 55.1% 77.2 77.2%
数ⅡB 60.1 60.1% 83.6 83.6%
物理基礎 40.8 81.6% 46.3 92.6%
化学基礎 38.4 76.8% 35.5 71%
生物基礎 33.8 67.6% 39.5 79%
地学基礎 45.9 91.8% 42.7 85.4%
物理 79.9 79.9% 81.2 81.2%
化学 67.9 67.9% 77.6 77.6%
生物 66.4 66.4% 91.2 91.2%
地学 73.3 73.3% 66.2 66.2%
英語リーディング 82.1 82.1% 80.2 80.2%
英語リスニング 77.6 77.6% 72.6 72.6%

 

難化や易化、その年の受験生の出来によって多少差はありますが、

上の表から、共通テストで偏差値60を超えるためには

ほとんどの科目で7割~8割近い点数を取らなければいけないことが分かります。

 

偏差値を1あげるために必要な点数

「偏差値をあげる」と言っても、

具体的に何点取れば偏差値がアップするのか分からない…という方もいると思います。

偏差値を1あげるためには、「標準偏差÷10」の点数が必要です。

標準偏差とは、偏差値を算出する際に必要な数値であり、

受験生個人個人の得点が平均点からどのくらい離れているかという

「得点の散らばり具合」を示す数値です。

得点の散らばり具合が大きいほど標準偏差も大きくなり、

標準偏差の値は模試・科目によって異なります。

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2022年の共通テスト・国語を例に考えてみましょう。

平均点 110.26
標準偏差 31.94

139点だった場合、偏差値は59になります。

偏差値を1あげて偏差値60にするためには、

31.94÷10=3.194≒3.2点必要なことが分かります。

 

偏差値60を取るためにやるべき勉強法

偏差値を上げるために重要なポイントが、

「周りの受験生よりどれだけリードできるか」です。

前回の模試から10点アップしたとして、

周りの受験生全員が10点上がっていれば、自分の偏差値は上がりません。

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ライバルが解けない問題を一つでも多く解き、

周りの受験生が落としてしまう問題をしっかりと取ることで偏差値を上げることができます。

前提として、多くの受験生が正答できる基礎的な問題は絶対に正解しなければいけません。

そのためにまずは基礎をしっかりと固め、苦手をなくしておきましょう。

そこからさらに、学校の授業以外に参考書を中心とした「他の人と差をつける勉強」をして偏差値を伸ばしましょう。

 

今回のまとめ

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今回は、受験生がよく耳にする「偏差値」について解説しました!

「偏差値60」の壁を超えるために、

基礎的な内容はもちろん、ライバルが解けない問題もしっかり正答できるように

他の人と差をつける勉強を受験本番まで続けていきましょう!

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