〇〇界のノーベル賞
こんにちは。タケダスタディースペースのサイトーです。
前回に引き続き〇〇界のノーベル賞を取り上げていきますが、
今回は建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞について紹介します。
建築を学べるのは工学部もしくは芸術系大学の建築学科になります。
学問の領域としてはこのように工学と芸術の間で、
建築家は建築における建物の設計と工事の監理を行う専門家です。
建築家で企業に所属する人は少なく、
個人または数名で事務所を運営しているケースと
大学で教鞭を執っているケースがほとんどです。
日本人のプリツカー賞受賞者は、
1987年 丹下健三(東大)
1993年 槇文彦(東大)
1995年 安藤忠雄(大阪府立城東工業高校)
2010年 SANAA「妹島和世(日本女子大)、西沢立衛(横浜国立大)」
2013年 伊藤豊雄(東大)
2014年 坂茂(ニューヨーク クーパー・ユニオン)
今日本で一番有名で人気のある建築家と言えば、
ここずっと安藤忠雄ではないでしょうか。
しかしながら彼の経歴を見て、建築家になりたいから大学には行かなくていい、
と考えるのは間違いのように思います。
安藤忠雄自身、大学で教育を受ければよかったと後悔している面もあるようですし、
このこともあってかつて東大教授として教鞭を執っていました。
香川県内にもプリツカー賞受賞者の建築作品があり、主なものを紹介します。
丹下健三
1958年 香川県庁舎東館(上図) 高松市
2000年 香川県庁舎本館及び警察本部庁舎 高松市
安藤忠雄
1992年 ベネッセハウス 直島町
2001年 四国村ギャラリー 高松市
2004年 地中美術館 直島町
2010年 李禹煥美術館 直島町
2013年 ANDO MUSEUM 直島町
SANAA
2006年 海の駅なおしま 直島町
2016年 直島港ターミナル 直島町
想像できたかもしれませんがほとんどがアートの島こと直島ですね。
香川県庁はタケスタからも近いですし、
休憩や散歩がてらにいかがでしょうか。
写真の香川県庁舎東館は丹下健三初期の代表作品で、
今年の7月いっぱいになりますが、
申込制のガイドツアーも行われているようです。